2012年09月07日

女性看護師-X線照射補助作業で左手にただれなどの症状

 (本件は、労働安全衛生法違反で書類送検された事例としてマスコミ報道があったものだが、「X線照射補助作業で左手にただれなどの症状」が出たという事例でもあったことから「災害事例」に掲載したものである。)

 (以下は平成24.9.7毎日新聞記事から)


 「労働安全衛生法違反 看護師被ばく量測らず 容疑で北見の医療法人など書類送検」

 「北海道労働局は6日、北見市で診療所を開業する医療法人「ばんば医院」と番場敏行理事長(76)を、労働安全衛生法(電離放射線障害防止規則)違反容疑で釧路地検へ書類送検した。同規則違反容疑の送検は道内初めてという。

 容疑は09年7月〜11年3月、診療所内で内視鏡検査のためX線装置を使用する際、60代女性看護師の被ばく線量を測らなかったとしている。
 同法は最も多く放射線にさらされる部位の測定を定めている。この看護師の場合は左手だが、測定器を装着していなかった。
 道労働局によると、番場理事長は「規則を知らなかった」と話しているという。

 女性看護師は11年3月に退職するまでほぼ毎日、X線照射補助作業にあたった。左手にただれなどが出た同年秋、北見労働基準監督署に労災請求の相談をし、容疑が発覚した。」


[編注,コメント]

 電離放射線障害防止規則線量の測定(第8条違反)。
 理事長の「規則を知らなかった」は、お粗末だが、送検処分にまで行く例は多くはない。看護婦の左手にただれなどの症状が出るという事態を受けての処分だと思われる。

 しかし、X線照射補助作業でこのように明白な症状が出たということにも、驚いた。

 医療機関は、放射線業務の管理を徹底する必要がありそうだ。



労務安全情報センター
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