2012年11月18日

学童保育の事故-「集団遊び・球技中に転倒、遊具から転落などが多い」

 厚生労働省は、学童保育(全国2万1,000、児童85万人が利用)中の事故が2011年10月1日から2012年9月30日の1年間で227件(死亡1含む)発生したと発表。

 調査対象の事故は、「学童保育中の死亡事故や治療期間30日以上の負傷・疾病を伴う事故」。本年は33都道府県で事故が発生した。

 骨折が182件で80.2%を占め、次いで打撲・ねんざの23件となっている。
 死亡は1件、学童保育に向かう途中の交通事故だった。負傷児童の学年は、1年生が87人と多い。
 負傷事故の原因は集団遊び中の転倒が61件を占め、遊具からの転落が54件、球技中の転倒が43件。

 (以上、マスコミ報道等を要約した。)


労務安全情報センター
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2012年11月06日

八箇峠トンネル事故調査・検討委員会説明資料に見る原因の推定

 八箇峠トンネル事故に関する調査・検討委員会は、平成24.10.13第2回検討会を持った。
 今後も事故の原因調査等が継続されるなかで、新たな背景・原因が特定されていくことも十分考えられるが、前記第2回検討会への提出「説明資料」(国土交通省)のなかで、今回事故の背景・原因と考えられることに触れた箇所がある。

 現時点での情報として、以下、拾い出しをしてみた。

(情報元資料)
 国土交通省北陸地方整備局(平成24.10.13)説明資料
 → http://www.hrr.mlit.go.jp/saigai/h240524/chousaiinkai2/setumei.pdf


(以下はその抜粋)


4.八箇峠トンネルでの爆発原因の類推(ガス発生源及び滞留の類推)

4.1 地震・豪雨等の状況

 地下水位や湧水量には、地震や豪雨災害等の影響による変動は見られず、ガス発生を誘因する事象は確認できない。

4.2 長期休工期間の状況

・当該地域では、毎年12月〜4月末までの約4.5ヵ月は4mにも及ぶ積雪があり雪崩も発生する。工事用道路を使って工事現場への進入は困難なため、冬期間は休工せざるを得ない。また、この期間は、工事用電源を確保できないため、坑内の換気を行うことができない。

・平成23年7月28日に発生した「新潟・福島豪雨」により商用電源の供給が絶たれた後、平成23年10月10日〜15日の日中において、坑内資機材の撤去作業のため発動発電機を用いてコントラファンを稼働させて排気換気を行った。

・その後、平成24年5月17日までの約7ヵ月の長期休工となった。この間、トンネル内の換気はできない状況であった。



5.八箇峠トンネル施工上の課題抽出

5.1 越冬対策

 冬期休工期間中は電源が確保できないことから、長期間送風換気を行わないと坑内に可燃性ガスが蓄積されるおそれがあるため、以下に示す越冬対策および越冬後の換気対策を行うこととする。

@ 縦ボーリングによる自然換気を実施する。

A 工事休止期間中も坑内に帯電防止風管(φ1600、2系列)を存置する。

B 坑内8箇所に定置式計測器を存置する。

C 切羽天端部まで3インチの給水管を延伸し、吸気管路を確保する。

5.2 工事再開に向けた課題と配慮事項(案)

@ 越冬後の入坑前手順

・定置式計測器及び切羽天端部まで敷設した吸気管より坑内の空気を採取し、可燃性ガス濃度の測定を行う。

・坑内ガス濃度を確認した後に、坑内換気(送気方式)を行う。

・坑内の可燃性ガス及び酸素濃度の安全性を確認した後に、ガス測定員による計測を実施しながら入坑する。


(参考)(なお新聞発表等の資料一覧が下記に掲載されている)
八箇峠トンネルにおける工事事故関連 記者発表資料
→ http://www.hrr.mlit.go.jp/saigai/h240524/index.html





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